アーティスト

 

 OTA GLASS STUDIOは太田真人と五十畑真帆の二人が、オーストラリアのシドニーでガラス素材を使ってクラフト、アート作品をデザイン、製作するユニットです。2008年に吹きガラス工房を茨城県笠間市に建設したのを始め(2013年シドニー移住の為閉鎖)、全ての工程と素材を自分達で吟味して、丁寧に制作しています。私たちにとってアートとは技法、”太古から 継承改善を繰り返してきた文化の蓄積”、であり、30年に及ぶガラス素材との関わりから得た知識と経験に加え、近年ではガラス工芸の歴史や伝統技術への興味と研究心がますます旺盛です。新しいOTA GLASS ジュエリーコレクションも15世紀ベネチアで発明されたレースガラスの技術を応用しており、同時に金沢在住時に感銘を受けたお茶やお花に代表される活きた伝統工芸に触れた、その研鑽の結果だと思っています。 多くのアーティストや工芸家、デザイナーから刺激をうけた私たちの作品が、あなたを飾る唯一無二のものとなりますように。

 

素材について

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現在アート作品や器などに用いられるガラスは大きく分けて3種類あります。切子などのカットガラスに用いられる屈折率が高くて切り口の光が綺麗に見える鉛ガラス、理化学製品などチューブなどをつなぎ合わせたり複雑な成形に向いているホウケイ酸ガラス、発色が良く微妙な色表現に向いているソーダガラス、です。それぞれ長短があり、私たちの使うソーダガラスは冷め割れしやすいので、完成までに全体の熱を一定の温度に保つ高い技術を必要とします。そのかわりベネチアグラスに代表されるような多種多様な深い色合いが出せるのです。

 

技法と道具

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30年に及ぶガラス制作の経験の中で、吹きガラスから鋳込みやエナメル絵付け、カットガラスに渡る幅広い技法を習得してきました。茨城県笠間市に吹きガラス工房を作った際は以前あった建物を壊し基礎を打ち、建築からガラス溶解炉、電気炉や設備づくり一切を自分達で完成させました。つまり全てを自分達の方法でやりたいのです。このOTA GLASS ジュエリーコレクションで主に用いるのは レースガラスという技法で、酸素トーチをつかったバーナーワークで行います。素材となるガラス棒を高温で溶かして細い棒を引くところから始まり、金属パーツの加工まで、10以上に及ぶ複雑な工程を経てジュエリーとして完成します。全てが私たち自身の手によるもので、そこに妥協や手抜きはありません。私たちオリジナルの技法や道具が随所に使われた、他には真似できないワンアンドオンリーのものです。

 
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